事例

CASE 03

特殊なテスト部材を作りたい

柏木鉄工はお客様の様々なご相談やご依頼などを、もてる知識や経験、能力を活かしてできる限りお応えする会社です。その事例をお伝えします。

どのようなご相談だったか教えてください。

シームレスパイプの製造工程の中で、製造したパイプに傷が無いかを検査する機器があります。その機器の校正用に指定位置に傷を入れたパイプを製作しテストを行っているがそのパイプを作れないかというご相談を頂きました。

かなり特殊な相談ですね。

普通に製造をすると不良は発生しないため、傷をいれた不良の製品を作るのは簡単そうに見えて以外と難しい作業です。それだけではなくテストを行うための諸条件を満たした精度の傷を入れることが求められます。特殊な相談なので対応できる会社が非常に少なく、相談先は限られると思います。

柏木鉄工さまではどのような対応をしましたか。

柏木鉄工ではもともとそのような特殊な製品の製造を行っているわけではなく、お客様のご要望にお応えするために始めました。ノウハウがあったわけではないので当初はとても大変でした。細いパイプには手作業で傷を入れることはできないため、機械が必要になるのですが、もちろん汎用機などはないので、専用の機械を作りました。これにより他社様で行っていた傷をいれる加工が柏木鉄工で可能になり、提供できるようになりました。

対応するなかで難しかったことなどはありましたか。

さらに様々なテストを行いたいとのご要望をいただきました。簡単ではないご相談もありましたが、お客様と協力しながら、専用の機械を改良するなどして対応の幅を広げていきました。

お客様も喜ばれたのではないでしょうか?

高かったコストを抑えるだけではなく、今までできなかったテストが行えるようになったとお喜びいただきました。対応をはじめて10年になりますが、信頼をいただき、今でも様々なテスト部材の製作のご依頼をいただいています。

今までになかった事業で、そこまでして対応するのはどうしてですか。

お客様が困っている、相談をしたいと声をかけていただけるのは信頼があってこそだと思います。柏木鉄工ではその信頼にお応えしたいというのが第一にあります。ですので、これまでにやったことがないご相談でも、自社で対応できるものはもちろん、協力会社さんにもあたって、ご要望になんとかお応えしたいと考えています。お客様に寄り添って、喜んでいただける仕事をする。これは創業時からかわらない柏木鉄工の大切にしていることです。

何かお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。できないと判断する前にチャレンジを大切にして、ご提案いたします。